この指輪は、バロック形式を用いてリングバンドに形成された荒々しい海を思わせる。着けてみると、指輪がいかに柔らかく、しなやかで、二度と外したくないと思うほどであることに気づくだろう。シンプルな結婚指輪を好む男性のために、バロックの外形の一部が内側のインレイとして組み込まれている。これにより、個々のリング間で共生関係が生まれる。
指輪はCADを使用してコンピュータ上で設計された。仕上げと最終的な柔らかい形状は、優れた金細工師の技術によって達成される。指輪は、異なる金合金585/-および750/-の黄色、赤、ローズ、白、およびプラチナ950/-で作られている。幅は7.5mm、厚さは2.5mmである。
リングの開発中、バロックの波の配置に特別な注意が払われた。多くの実験を経て初めて、結婚指輪の最終形状が完成した。忍耐力と新しい組み合わせを何度も試すことが、最終的に成功につながった。
プロジェクトは2018年5月に始まり、2019年1月に終了した。結婚指輪はドイツのシュタインバッハ(タウヌス)で製造されている。リングのバロック形式と波は、異なるリングサイズでも同じように見えるように作られている。最終形状を達成するまでに多くの試行が必要だった。
これらのリングを作る際の課題は、バロック形式を何度も組み合わせることだった。結婚指輪は異なる金合金とプラチナで作られている。外側の波形パターンは長い関係の感情を反映し、リングの内側は滑らかでしなやかである。波は結婚の高低と不規則性の数を象徴している。これらのリングを身につけることで、パートナーとの生活がいかに刺激的であるかを思い出すことができる。
このデザインは、2020年のA'ジュエリー、アイウェア、ウォッチデザイン賞でアイアンを受賞した。アイアンA'デザイン賞は、プロフェッショナルで産業要件を満たすように設計され、実用的で革新的な創造物に授与される。業界のベストプラクティスと適切な技術特性を統合し、満足感とポジティブな感情を提供し、より良い世界に貢献することで評価されている。
プロジェクトデザイナー: Bettina Gomez-Latus
画像クレジット: All photos by Achim Kuest
プロジェクトチームのメンバー: Bettina Gomez-Latus
プロジェクト名: Marry Baroque
プロジェクトのクライアント: Bettina Gomez-Latus